去る7月18、19日に日本臨床歯周病学会の全国年次大会が、今年は仙台国際センターで開催されました。
日本臨床歯周病学会は日本で3000人以上の会員数の歯周病の学会で、年に二回の各支部(当院長は関西支部に所属)での学術大会と年に一回の全国年次大会が行われます。

今回は関西支部での発表が認められ、全国大会での発表の機会をいただきました。

1000人収容の大会場に大変緊張しましたが、「治療結果を長持ちさせるための歯周病治療」という演題について発表させていただきました。

なんとか発表を終え、先輩先生方からのご評価もいただけてほっと一息、嬉しかったです。

学会後、少し足を伸ばして東日本大震災の被災地の一つである南三陸町を訪問しました。

訪れた戸倉地区では20m以上の津波に9割の家屋が押し流されてしまったそうです。
実際に被災された町民の方が集落をご案内くださいまして、当時の様子を克明にご説明くださいました。

集落の後ろの高台の五十鈴神社に200人以上の方々が避難して一晩過ごされたそうです。

小さなお社で、皆さん大変な不安を抱かれていたと思うと言葉が出てきませんでした。

お社に全国の心ある方々からの千羽鶴が祀られていました。

よく見るとその中に「伊丹市瑞穂小学校」の文字が!

伊丹市も阪神大震災の際に大きな被害を受け、全国からの支援で復興した町です。

その時の想いが形になって南三陸の皆さんの心の支えになっている事に、”絆” に、本当に感動しました。
町の復興はまだまだだそうです。今後も継続的に可能な支援ができればと感じさせられた東北の旅になりました。

かねこ歯科診療所